こんにちは、無垢スタイル建築設計ムクエステートの渡辺です。
今回は、贈与税についてお話します。
物件購入の際に、自分で出すお金の他に親からの資金援助がある方がいらっしゃると思います。
しかし、気を付けてください。
親から資金援助を受ける際に、そこにも税金がかかってきます。
それが贈与税です。
今は、700万年まで非課税
一般的に、1年間で贈与を非課税で受けられる金額は110万円と決められています。
そこから200万円以下で10%、300万以下で15%と上がり、3000万を超えると55%もの税金がとられていきます。
現在では、住宅購入の際には一定額までは非課税になるものとされています。
消費税が8%の現在では、一般住宅購入の際は700万円まで非課税になります。
つまり、110万円+700万円=810万円まで非課税で贈与が受けられます。
また、一定の基準を満たした住宅であれば最大1200万円まで非課税で受けられます。
2019年10月からは2500万円まで非課税に
しかし、これが10月の増税後になると非課税額が上がります。
2019年10月から税率が10%になりますが、その後、一般住宅のための贈与を受けると最大2500万円まで非課税になります。
消費税8%の700万円に比べると、約3倍以上も変わってくるのです。
これが一定基準を満たした住宅の場合、最大で3000万円までの金額の贈与が非課税になります。
増税前に購入したほうが良いというお声もありますが、親からの資金援助が大きい場合は、少し様子を見るのも手段かもしれません。
急いで購入しようとして税金でその分引かれてしまえば逆に損になってしまいます。
そういった面で、資金計画を行うとともに、自分で支払う金額や親からの援助があるのかなどをしっかりと踏まえたうえで相談するのが一番です。