両親から援助を受けて借り入れする3つの方法

こんにちは、無垢スタイルのムクエステート山下です。
夏本番となりました。夏休みの計画はいかがですか?

さて、住宅業界の肌いと言えば増税です。
10月まで2ヶ月を切りましたが、家探しは順調でしょうか?

マイホームは大きな買い物だけに、しっかりとした資金計画が大切です。
本日のブログでは、購入する際の費用を確認した上で、無理なくコストを支払う方法をお伝えしていきます。

住まいを買うのに必要な総コストを確認しましょう。
ネットの物件情報ページや、新聞の折込みチラシなどの広告を見て、「この価格なら買えそう」と思ったことはありますか?
価格だけを見て話を進める前に、知っておかなければならない重要なことがあります。
それは、マイホームを購入する際、物件価格のほかに税金やさまざまな手数料など、いわゆる「諸費用」が必要だということです。自動車を購入する際も同じです。
まずは、諸費用を含めて住まいを買うために必要な費用の総額を固めることが重要です。

一般に諸費用の額は、新築なら物件価格の3%~7%、中古では6~10%と言われています。
一般的に中古の方が高くなるのは、売主様から直接買うケースが少なく、仲介手数料が必要となることが多いためです。
例えば物件価格3,500万円の新築なら諸費用は約250万円程度、中古なら最大350万円程度がかかる計算となります。

決して小さな負担ではないので、この諸費用を物件価格に加算した総コストに基づいて、資金計画を考える必要があります。

住まいの購入に必要な総コストは、多くの場合、自己資金と住宅ローンの借り入れで賄うことになります。
一般的に自己資金は、諸費用の支払いと残った部分で頭金として使用されるケースがほとんどです。

それでは、頭金としての資金はどの程度用意が必要なのでしょうか? 
最近では、頭金0円で住まいを購入する方も増えていますが、昔は物件価格の2割程度を用意するのが一般的、とされていました。

頭金を差し引いた残りは、住宅ローンで支払うことになるので、頭金が多いほど借入れは少なく済みます。
その結果、利息が減る為、総支払額を抑えることができます。
また、住宅ローンによっては頭金がある方が審査に通りやすかったり、大幅な優遇金利が適用されたりといったメリットもございます。

住宅ローンのことを考えた場合、月々支払えるギリギリの金額を返済にあてるのは避けた方がよいでしょう。
快適に暮らすためには、生活費はもちろん、貯蓄や子供の教育費など、さまざまなコストが必要となります。
その為、これらコストに大きな影響が出ない範囲の返済額と返済期間を考えて、家計のバランスを崩さない資金計画を立てる事をお勧め致します。
とはいえ、家計のやりくりだけで住まいの購入資金を賄うのは大変です。
せっかく気に入った物件を見つけても、「頭金がたまるのを待っていたら逃してしまう」こともよくあります。
そんなとき、もしも親からの資金援助が期待できるなら、検討をおすすめします。

親から援助を受ける具体的な方法には「贈与」「借入れ」「共有」の三つがあります。

贈与

「贈与」は、資金をもらうことです。もらったお金をそのまま頭金に充てることができます。但し、贈与額によって贈与税がかかります。また、税制の特例による非課税枠などもございます。

借入れ

「借入れ」は、文字通り親からお金を借りることです。身内からの借入れですから、金利や返済期間、返済金額には融通が利くのではないでしょうか。担保の必要がないというのも大きなメリットです。ただし、親子ということに甘えてばかりいると「贈与」とみなされてしまう場合もあるので、「借用書」を作成する等一工夫必要です。金利、返済方法、返済期間などをきちんと取り決めし、明記する事が大切です。

共有

「共有」は、資金援助を受けた分を親の持分として、共有名義で不動産登記をする方法です。共有のメリットは、贈与税の対象にならずに資金援助が受けられることです。借用書も不要です。ただし、親も住宅を所有することになるので、親に対しても不動産取得税や持ち分に応じた固定資産税などが課せられます。また、親が亡くなった場合は持ち分を相続する形になり、その分の相続税が課せられます。兄弟姉妹がいる場合は相続についてあらかじめ取り決め、確認をしておく必要があります。

家を購入する際の借り入れ方法にお悩みの方は、ぜひムクエステートにご相談ください!

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