将来を見据えた「介護にやさしい家づくり」

こんにちは。
無垢スタイルの不動産「ムクエステート」の猪俣です。

最近、将来お父様やお母様の介護を見据えた住宅を検討したいというご相談を多く受けるようになりました。

介護を見据えた家作りとは「介護になった時のため」と「介護になるリスクをなくすため」の2つの視点があります。
そして、介護される人だけでなく、介護をする人にも優しい家作りです。

ご両親が元気なうちは介護など考えられないかもしれませんが、家はそう頻繁に建て替える訳にはいきませんので、10年20年先の家族はどのような状況なのか、それに備えて何をしておけば良いのかを考えてみましょう。

バリアフリーは必須

介護を見据えた家作りと言えば皆さん真っ先に頭に浮かぶのはバリアフリーです。
歳を重ねるとちょっとした段差でもつまずくようになり、転倒⇒骨折⇒介護ということにはならないようにリスク回避するためです。

段差をなるべく無くしておくことは必須です。
歩行困難になった時に歩行器や車椅子を使う場合でも、段差があると使えません。

バリアフリーにすることは「介護を必要とする身体にならないための備え」でもあり、その家でなるべく長く暮らすための知恵でもあります。

また、バリアフリーは高齢者のためだけではありません。怪我や病気をした時や、妊婦さんや小さいお子さんにも使い勝手がよく、誰にとっても優しい空間になるでしょう。

いつでも手すりを付けられる準備を

次に頭に浮かぶのは、歩行や立ち上がり時の支えとなってくれる手すりではないでしょうか。介護はまだ遠いという状況でも、手すりを付けるための下地補強をしておくと良いでしょう。必要となった時にすぐに付けることができます。

その時に重要なのが取り付ける位置や高さです。これは身長や腕の長さなど個人差がありますので、家族の状況を鑑みて、対応できるように考えておく必要があります。

IH調理器にするなら

物忘れが激しくなったり認知症になってしまった時に怖いのが火の消し忘れです。
そうなった時にIH調理器に変更するというのはよく耳にする話ですが、実はその状態では新しくものを覚えるということ自体が困難なケースがほとんどです。

IH調理器に取り換えるのであれば、まだ新しいものへの対応が可能な状態の時にやってしまうことが大切です。すでに物忘れが心配な状況であれば、立ち消え安全操作がついているガスコンロなどもありますので検討してみましょう。

玄関アプローチ

玄関から外に出るアプローチを、歩行困難や介護状態になった時に容易に外に出られるようにしておくことは重要です。
外出が困難で引きこもりになり、鬱を発症して認知症になるというケースは決して少なくないからです。

ポイントは段差の解消。階段昇降機やスロープを作る面積を確保しておくことです。また、車椅子が出入りできる幅を考えておくことも大切です。

<その他のポイント>

●すべらない素材に
廊下、階段、浴室、玄関アプローチなどに使用する床材は滑りにくい物を選びましょう。もし転んでしまっても大きな衝撃を受けにくいクッション性のあるものも有効です。

●足元を明るく
夜間のトイレなどでの転倒事故を防ぐため、階段、廊下、玄関アプローチなどでは足元を明るく照らす工夫も必要です。

●冬のヒートショック対策
冬にリビングや寝室から寒い廊下に出た時や、脱衣所と浴室の移動時など、温度差によって血管が収縮し心筋梗塞や脳出血を起こすことがあります。
暖房器具などでの温度差対策も考えておきたいです。

●扉は引き戸に
引き戸は面積の有効活用ができ、車椅子でも使えるメリットがあります。

●トイレを寝室の近くに
夜間にトイレに行く回数が増えるので、なるべく寝室の近くに配置します。
中で倒れた場合に開かなくなるので、扉は内開きにしないことが重要です。

●階段は緩やかに、できれば踊り場を
可能な限り広く緩やかな階段が望ましいです。転倒・落下時に一気に下まで落ちないよう、踊り場付きの曲がり階段にすると大事故になりません。

●ホームエレベーターの設置場所の確保
階段の昇り降りが困難になった時を考えると、ホームエレベーターを取り付けるのも有効です。老後に備えて、ホームエレベーターの設置場所を考えておきましょう。

ほかにもご家族の構成や状況によっていろいろなことが考えられます。
無垢スタイルは新築、リフォーム両方のバリアフリーに関するノウハウがしっかり蓄積されているので、お客様にあったご提案が可能です。

建て替えかリフォームか迷っている方はより良い方法をご提案させていただきますので是非ご相談ください。

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