こんにちは。
無垢スタイル不動産部『ムクエステート』中村です。
今回は、市街化調整区域が生まれた背景についてお話させて頂きます。
まずは、市街化調整区域とは、何?
とピンと来ない方もいるかも知れませんので簡単に説明いたします。
都市計画法による区分として、市街化区域と市街化調整区域があります。
市街化区域とは、おおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図る区域、
対して、市街化調整区域とは、市街化を抑制すべき区域とされています。
(なるべく家を建てない様にしましょうとさせているのです)
この2つの区域区分が出来たのが昭和43年、今から53年も前の事なんです。
何故この当時に出来たのか、皆さん分かりますか?
そう、高度経済成長期です。
日本が高度経済成長期を迎え人口が大都市に集中したのです。
その結果、道路、上下水、学校、病院等、生活する為に必要な設備が
出来ていないところに、無計画に家が建てられていったのです。
このことをスプロール現象と言います。
当然この無計画に建てられた家にも水道、下水道などを通さなければいけません。
家が建っている場所に後から工事をするため
とても効率が悪く、また工事自体も大変になってしまいます。
このような事を防ぐために、
市街化区域(計画的に家を建てる所)と市街化調整区域(抑制する所)を設け
追っかけ工事にならない様にしたのが、市街化調整区域が生まれた背景なのです。
私も先日上司に教わって知りました。
背景を知ると理解が深まって面白いですね。
機会がありましら、また不動産に関わる規制の出来た背景等について
お話させていただきたいと思います♪