一般媒介のメリット・デメリット

こんにちは、ムクエステートの山下です!

桜満開!

春ですね!

お家を購入する人もいればお家を手放す人もおります。

増税も控えているこの時期、思った以上の金額で売買が成立する事を最近よく見かけます。

今回は「資産を売却」する方向けに「媒介契約について」ご説明してまいります。

媒介契約の種類は3種類ございます。

今回はその中の一つである「一般媒介契約」に向けてお話ししていこうと思います。

一般媒介契約のメリットは
☐ 複数の不動産業者に販売の依頼が出来る
☐ 自ら発見した買主と個人契約が可能
☐ 依頼業者を競争させる

です。

良くこんな声を耳にするのですが、

「複数の業者に依頼した方が窓口が広がってすぐに契約できるのではないか」

これは実は罠なのです・・・

複数の業者に依頼することで、確かに何社かの業者には情報は届きますが、実は手広く販売

できているようでできていないのです。業者が使用する物件検索サイトの「レインズ」登録

の義務がなく何社にも預けると情報が被ってしまう為、登録しない業者がばかりです。

レインズに掲載すると一般媒介とわかってしまい業者の直接訪問もあり収入源である手数

料が得られない為、掲載しません。

不動産業者としてはさらにライバルが増えるのは嫌なのです。

ご存知の通り不動産業者は手数料商売です。

売却をする為には広告を打ちお客様から反響をを得なければなりません。

その為にはお金をかけ広告ををうち宣伝する必要がございます。

一般媒介契約の場合、必ず手数料が収入源になるわけではないので広告が制限されてしま

います。

一方で物件検索ページには同じように広告されますので見栄えしなく、よくお客様から頂

く声は、

「売り急いでいますか?」「大幅価格交渉はできますか?」

「良く目につく物件」「なのに売れていない物件」「問題物件・不人気物件なのですか?」

というような形で、勝手に判断されてしまいます。早期売却に必要な希少価値が感じられな

くなってしまうと不動産でも売れ行きが悪くなってしまいます。

また、業者間では互いに動きをけん制しながら動くため、成約に至るための提案や値引き交

渉をしません。

なぜなら自分のところで値下げの提案を行った結果、値下げした金額で他社で決まってし

まっては、結果的に他社をアシストした結果になり、うかつに積極的な行動もとれないのです。

したがって、費用がかかる積極的な販売活動や手間のかかる売却活動を控える傾向にあります。

上記理由より一般媒介契約はお勧めできません。

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