『備えあれば憂い無し』相続は事前に対策すべし

こんにちは、

無垢スタイル建築設計 ムクエステートの猪俣です。

不動産の仕事をしていると、必ず出くわすのが「相続の話」です。

今回は誰にでも起こるかもしれない相続のトラブルについて書かせていただきます。

昨年たまたま同じタイミングで、A様とB様の2件の相続に伴う不動産のご売却のご相談がありました。

A様は、被相続人様が地元でも有名な地主さんで、資産額から数億円の相続税がかかると税理士さんに言われていた方でした。

B様は、被相続人様が普通の会社務めをされていた方で、資産は自宅と退職金の残りが数百万円の方でした。

実はどちらかの相続が兄弟間でもめてしまい、1年以上経っているにもかかわらずいまだに解決していないのですが、皆さんどちらだと思いますか?

そうです!

会社務めをしていたB様の相続です。

地主さんのA様は、生前から税理士さんに相談しており、遺言書も公正証書でしっかり残していたのでまったく問題なく相続が完了しました。

一方会社務めのB様の相続は、相続人である長男様と次男様が互いの主張を変えず、解決の糸口が見えていない状態です。

兄弟でもめてしまっているのは、特に残す財産が少なく、相続税が課税されないと判断し、それぞれに口頭ではお話しされていたそうですが、なにも残していなかったことが原因です。

つまり遺言書がないことが最大の原因だったのです。

以前も相続でもめるのは相続額が少ないケースのほうが多いという話をブログでさせていただきましたが、あらためて身をもって体感し、私も両親にしっかり準備させないといけないなと感じた出来事でした。

ブログをお読みの皆様も「自分には関係ない」と思わず、この話をさりげなくお話ししてみてはいかがでしょうか。

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