【中古マンション購入での失敗事例】A様(女性・40代後半)の場合

こんにちは。

無垢スタイル建築設計の不動産「ムクエステート」の猪俣です。

先日ご相談に来られたお客様の事案をご紹介いたします。

 

築35年の中古マンションをリフォームしようとしたら・・・

お客様のA様は40代後半の女性で、1年前に築35年の中古マンションを購入しました。

A様は大宮駅から徒歩圏でありながら、価格は非常にリーズナブルだと思い、20年かけて貯金したお金をリフォーム費用を残して購入費に充てました。

購入後、A様はリフォームを業者に依頼し工事を始めたところ、浴室の天井を撤去するために壊し始めた途端に水が大量に落ちてきました。

リフォーム業者が原因を確認したところ、上階の部屋の水道管が劣化によりジョイント部分から水が漏れており、その水が浴室上部にたまっていたことがわかりました。

A様は管理組合に相談したところ「マンション全体の給水管取替えの議案が前から挙がっているが、一部の住民から反対があり手が付けられない状態が続いている」と言われたのですが、購入当初、特にそんな話は聞いていなかったためA様としては全くの想定外でした。

 

複雑化しているマンションの管理状態・・・

よくよく話を聞いてみると、管理も自主管理のため、管理会社を入れようとしても、一部の住民が反対して管理会社に管理を委託できていないため、やむなく自主管理が続いているとのことで、A様は購入した際に不動産業者からは古いマンションはどこも自主管理ですと説明されたことを信じ切ってしまったとのことでした

結局、上階の給水管は上階の所有者が保険で補修しましたが、いつまたほかの場所から漏水する可能性もあるため居住することに不安を覚え、契約したリフォームを行い、売却することにしたものの、漏水があったため購入時より約3割安くなってしまったため、結果A様はリフォーム代金と併せて貯金の約半分を失ってしまったのです

安かっただけで、築年数の長いマンションを購入してしまったことをとても後悔しておりました。

 

A様のように失敗しないための管理組合への事前調査

仲介業者は買主様に対して、通常は管理組合において決定事項でない工事については報告する義務はありません。
しかしながら、管理組合の理事長さんなどに話を聞き「現在排水管等がどのような状況なのか?」「過去に修繕した履歴はあるのか?」等は確認することができます。

本来は仲介した不動産業者の担当者は管理組合に確認するべきですが、怠っていた可能性が考えられます。
リフォームをして部屋が生まれ変わることを期待していたお客様にとっては残念な結果になってしまいました。

無垢スタイルでは不動産担当者が物件の調査をするだけではなく、契約する前にリフォーム担当者がチェックを行いお客様に建物の状況をご報告するため、安心して中古住宅を購入することができます。

ご検討中のお客様は一度ご相談ください。
不動産と建物のプロが購入をしっかりサポートさせていただきます。

“不動産見極め方セミナー”
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