「大字」と「字」、住所表記のルールとは?

こんにちは!
無垢スタイルの不動産『ムクエステート』の猪俣です。

これまで、メルマガやブログで何度か記事にしてきましたが、
今回は地名について別の視点から見てみたいと思います!(^○^)

○○市大字○○」や
○○市大字○○字○○

例:川口市大字石神 他

「大字(おおあざ)」
「字(あざ)」

これらは何か意味があるものなのでしょうか?

なんとなく・・
ぼんやりと都市部というよりは
郊外の住所に付いているイメージがありました。

そして、郵便物などの住所を書くときに
省略していいのか書かなければならないのか、非常に迷います。

字(あざ)小字(こあざ)は、もともと村の中の
小さな集落や農地(畑・田)を特定するために使われてきたものだそうです。

検地をして年貢を徴収するためですね (`・ω・´)

大字(おおあざ)は、明治時代からのもので
市町村合併に伴い、そのまま新しい自治体が村名を引き継いで残したものです。

地名の順番としては、
県>市>区>町>大字>字>番地
の順番になります。

「字は、大字より小さい集落のまとまり」につけられたので、
大字の前にが付くことはありません。

さいたま市にも「大字」はたくさん残っています。
西区、北区、見沼区、中央区、桜区、浦和区、南区、緑区、岩槻区
・・・大宮区以外すべての区に残っています(^○^)

さて、何度かの合併や区画整理を経て、
完全に消滅してしまった町名がたくさんあるのと同時に
全国的にみると中心部の街でも
大字表記が残っている地域や小字が残っている地域が多くあります。

私が気になっていた
大字や字を省略してもいいのか?という問題ですが、

日本郵政のサイトには、

町域名に先だって「大字」「字」の文字が冠されている場合。
「大字」「字」の文字までの記載を省略することができる

「大字」が冠された町域名の後に「字」の文字が続く場合。
「字」の文字は省略することはできません

とありました。

しかし、いずれにしても省略したことで届かない事例はないそうなので
郵便物に関しては問題なさそうです。

最後に余談となりますが、
〇〇一丁目、二丁目は、大字名になるので
漢数字で書くのが正式だそうです。

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