金融機関による住宅ローン審査の20のチェック項目

こんにちは、

無垢スタイル建築設計ムクエステートの山下です。

以前にもこのブログにてお話しましたが、住宅購入希望者のほとんどの方が『住宅ローン』を利用してマイホームを持たれると思います。
売主様との売買契約をしても、住宅ローンが通らなければ『白紙解約』となります。
本日も引き続きマイホームを持つうえで重要となってくる『住宅ローン』について少しお話しできればと考えております。

住宅ローンの審査は基本的に事前申込み・本申込みと2段構えとなっております。
(一部商品除く)
事前審査の審査基準について以前よりも詳しくお話してまいります。
金融機関が住宅ローン審査を行う際に考慮する項目以下約20項目ほどございます。

  • 1完済時年齢
  • 2健康状態
  • 3担保評価
  • 4借入時年齢
  • 5勤続年数
  • 6年収
  • 7連帯保証
  • 8金融機関の営業エリア
  • 9融資可能額(融資率)①購入の場合
  • 10融資可能額(融資率)②借り換えの場合
  • 11返済負担率
  • 12カードローン等の他の債務の状況や返済履歴
  • 13雇用形態
  • 14所有資産
  • 15国籍
  • 16申込人との取引状況
  • 17業種
  • 18雇用先の規模
  • 19家族構成
  • 20性別
  • 21その他
  • 上記の中でも重要な項目を簡易的に解説していきます。
     

    完済時と借入時の年

    多くの銀行では80歳未満で完済する事を基準としており、親子リレーローン※以外では重要なポイントとなります。

    ※親子リレーローンとは子や孫などを後継者とし、残りの住宅ローンを借り入れた本人から後継者に引き継ぐことを想定したローンのこと

     

    年収と返済負担率(返済比率)

    返済負担率とは年収における年間返済額の割合(住宅ローン以外も含む)で、約35%~40%以内に収まっていれば審査に通り、返済能力が審査されます。

     

    勤続年数

    1年以上を基準とする金融機関が多く、これはほとんどの方がクリアできると思います。
    金融機関によっては1か月から審査可能な金融機関もございます。
    また、最近では転職する人も多くなってきました。
    時代背景の変化から、同業種・同職種であれば転職履歴を気にせず事前審査を行う金融機関もあるようです。

     

    担保評価

    住宅ローンを貸し出す際、借入人の返済が滞った場合に購入物件を担保に設定し、実際に返せなくなったら物件を売却してお金を回収します。
    つまり、購入する物件の『評価』ということになります。
    どちらの物件を購入するかもローンを通すうえで重要となります。

     

    健康状態

    住宅ローンを借り入れる際には団信(団体信用生命保険)に加入できるかどうかを審査されます。
    団信(団体信用生命保険)とは、死亡または高度障害になったとき、生命保険会社が本人に代わりローン残高を支払うというものです。
    最近では金融機関によって3大疾病から7大疾病、8代疾病などの特約が付随した商品もございます。
    29年10月より、これまで任意加入だったフラット35の団信が、制度変更により原則加入、かつ団信の保険料が金利に上乗せされるようになりました。
    私も団信は民間保険会社にて加入しているのですが、月額ランニングコストとして14,000円程の出費となっております。
    金利上乗せはかなりローンとは別に費用が掛からずお得になったと思います。

     

    雇用形態

    自営業などの個人事業主の方が民間の住宅ローンの審査を通るのは会社員の方と比べ難しいことです。
    なぜかと申しますと毎月の決まった収入が保証されていない事や総合的な収入が黒字続きになる保証がない等、収入面に心配があるためです。

    審査では収入面だけでなく事業内容について調べられます。
    理由は倒産などの恐れがないか、事業が一過性のものではないかという調査です。
    それらによって審査の基準判定も変わります。
    自営業の方の審査基準は様々なところを見なければならないので厳しい審査となるのが現状です。
    もちろん自営業の方、個人事業主の方を主に取扱いされている金融機関もご紹介できます。

     

    支払いの滞納

    重要項目です。近年携帯電話料金の支払いを分割払いにて行っている方がほとんどかと思われますが割賦販売という形で商品を購入しておりローンという認識がほとんどの方がお持ちではありません。
    その為支払いの遅れや滞納が生じている事がよく見受けられます。
    たまたま口座残高がなくなってしまった、という場合であっても複数回起きた場合はマイナスに判断される可能性が高まります。
    また、カードローンや自動車ローンなど、他社からの借り入れ分に対する支払いの遅れや滞納が頻発していると、住宅ローンの仮審査に落ちる可能性はかなり高いと考えられます。

    以上簡易的ではありますが住宅ローンについてお話させて頂きました。

    無垢スタイル建築設計【ムクエステート】では不動産の買取・仲介・収益・賃貸と住まいの問題解決に日々携わっております。
    住まいに関する些細な悩みから大きな問題解決まで何でもご相談くださいませ。
    た個別ローン相談会等定期的に行っております。
    住宅ローン等に少しでも不安のある方はお気軽にご相談にいらしてください。

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